2014年08月30日

いじめとハラスメント

Illustrated by mina.






11月1日(土)に足助病院南棟講義室にて行う山里センチメンツ・ミーティング#3 は、【いじめとハラスメントをなくすことについて一緒に学び考える集い】 の第一回目となります。
難解なパズルのような心的虐待 = モラル・ハラスメント について学んでいただくとともに、予防的なアプローチやコミュニティによる(被害者らの)援助は可能か否か、ということについてフリーディスカッションの時間を設ける予定です。

ご参加いただくにあたり、お住まいの地域や年齢などの制限はございません。
ご関心のある方はぜひ足をお運びください。
(申し込み方法はひとつ前の記事をご覧ください。)



さて、下記は豊田市内にて配布、設置するミーティングのフライヤー(ちらし)に記した文章です。
原文のまま、転載いたします。少々長いですが、お読みいただけると幸いです。


***モラル・ハラスメントとは***


モラル・ハラスメントの加害者は、周りの人にばれないように密やかに、目に見えない言葉と態度による暴力を繰り返しふるって、被害者の自尊心を執拗に傷つけて支配下に置き、モノのように扱い、人権を踏みにじり続けます。(例えば、被害者が不安に陥るようなコミュニュケーションや、濡れ衣で作り上げて押しつけた罪悪感を頻繁に刺激するコミュニュケーションは、加害者による支配のテクニックのひとつです。)

この卑劣な虐待行為を、近年モラル・ハラスメントと呼ぶようになりました。フランスの医師 マリー・フランス・イルゴイエンヌ氏が、日常に潜む人の"心"に対する見えにくい暴力として緻密に分析・研究して概念化し、一冊の本に著して世界に向けて発表したためです。 

周りにいる第三者は、被害者が心的虐待にあっていることに気づけません。気づけないように、加害者が巧妙に策を巡らせているからです。
被害者から相談をもちかけられた第三者は、つい「あなたも努力しなくては駄目じゃないの?」などと言ってしまいます。被害者の話がよく理解できず、そして加害者がそんなひどいことをするような人には思えないことから、「被害者に非があるのでは?」と判断してしまうからです。
「やっぱりあの人は被害者なのかも。そう思ってもう一度検証してみよう。」と第三者が考えたとしても、加害者はその検証に耐えうる"カラクリ"をあらかじめ用意した上で被害者を貶めているので、真実を見抜くことは困難です。

被害者の体には傷ひとつ無い場合も多いのですが、被害者の心身はどんどん病んでゆきます。自尊心を砕かれた被害者は、まともな判断力を奪われます。逃げようとすれば加害者からいよいよ本格的な攻撃が。心がズタズタに引き裂かれた被害者には、深刻なうつ症状が現れます。

難解なパズルのような心的虐待。その被害を食い止めるにはどうしたら良いでしょうか。今回はモラル・ハラスメントとは何かということについて学ぶとともに、サブテーマとして、予防的なアプローチやコミュニティによる援助は可能か、ということについても考えてみたいと思います。



                                                             

***山里センチメンツとは***


2011年3月11日に発生した東日本大震災と原子力発電所の事故は、生き残ったわたしたちの人生観や価値観を激しく揺さぶり続けています。
それは東北を中心に大勢の人々の命や多くの健やかな暮らしが失われたのと引きかえに、膨大な数の教訓が次々と目の前に突きつけられたことによるものであります。

そんな中、循環し得ない不自然なエネルギーを大量に用いて欲望のままに消費活動を繰り返す暮らしぶりの矛盾と限界に気づき、山里での暮らし・山里と関わりあう暮らしに、より良く生きる術を見いだそうとする人々が徐々に増えていると思われます。
しかしその半面、国内各地で過疎の勢いは止まることなく、それは国際競争力を持つ巨大企業の本社がすぐ近くに存在する愛知県三河地方の中山間地域でも例外ではありません。

これまで山里の環境を維持してきた世代から新しい世代へ、その素晴らしい遺産の受け渡しがなされる必要がありますが、従来の親族間での引き継ぎのみでは無理が生じていますし、行政にサービスを要求し続けそれらをぽかんと口を開けて待つ姿勢は既に時代遅れです。
今後は、地域外にいる多種多様な価値観や能力、経験を持つ人々たちを巻き込んで議論を重ね、引き継ぐべきものは引き継ぎ、捨てるべきものは捨て、新たに作るべきものは作るようにして、山里を盛り上げるための有効策が迅速かつ確実に実行されるようなプロセスを踏んでいく必要があると考えます。

そんな状況下においてわたしたち山里センチメンツは、山里に関わるひとびとの日々の暮らしや未来がより素晴らしいものとなるように、じっくり考えさっさと行動して、良い結果を確実に残すことを目標として2013年より社会貢献活動を始めました。
具体的には、山里のいまや未来についてリラックスしながら語らいあえるミーティングのコーディネートや文化的な催しの開催、そして山里暮らしにおいても無縁ではない各種ハラスメントへの対策・予防についての学習会・講演会の開催です。

構成員は、一般人からなるプロボノ・ボランティア(Pro Bono Publico Volunteer=職業上持っている知識・技術や経験を活かして社会貢献するボランティア)で、取り組むプロジェクトごとに顔ぶれが変わります。
センチメンタルという言葉は日本語英語として、感傷的な気持ちの、というようなニュアンスで用いられることが多いですが、私たちは、山里に住む人々が持つ様々な心情、感情、世論というようなものを表すための言葉としてセンチメンツを用いています。



ある日あなたのもとに「○月○日、○時から○○にて山里センチメンツ・ミーティングを開催します。お茶でも飲みながら山里の未来について楽しく語らいませんか。」というようなメッセージがふいに届くかもしれません。
あなたの気が向きましたら、ぜひご参加ください。 




































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Posted by yamazato_sentiments  at 23:15 │Harassment